2020年冬に始まった世界的な感染症を機に、日本の学校でも長引く休校の手助けとして、オンライン教育に注目が集まりました。しかし、多くの学校は教育のオンライン化に踏み切れませんでした。ここではその理由について、見ていきたいと思います。
ICT(情報通信技術)の遅れ
日本の学校にはパソコンの配備があるものの、ほとんどの学校でパソコンを実際に使う授業が頻繁に行われていません。生徒は学校外でスマホやタブレットに触れていますが、パソコンのワードを使って文章を書くような学習は受けていないのです。
公立学校の横並び意識
私立や国立の学校では独自の判断で積極的にオンライン授業に取り組んだところがありますが、公立学校では教育委員会の指示を待つだけで、すぐにオンライン化に対応するような意識や行動がありませんでした。
早急な学校教育におけるICTの採用と意識改革が必要といえるでしょう。